港北ミッドナイト


自滅のチューナー

妥協

ビートを引き取った当初、なるべく早く安く修理して、単なる通勤車に仕立てようと考えていた。 特別好きな車ではないが、かと言って嫌いなわけじゃない。 小回りがきいて、燃費がよくて、維持費が安くて、走ってそこそこ面白い車、くらいの認識しかなかった。 しかし、3連スロットル、よく出来たExマニ、8,500rpmからレッドゾーンのタコメータなどを毎日眺めてるうちに、 このビートを走らせる日を心待ちにするようになってきた。

ところが洗浄を終えたポートを見て少々がっかりだ。 形状自体はいい感じなのだが、合わせ目のバリは目立つし表面はザラザラ。 所々に融けたアルミがついたようなちいさな玉状の突起が多数見受けられ、 アゴからバルブにかけては特にひどい。

ホンダさんの名誉のために言っておくが、これは一般的には普通である。 もっとひどいバリもたくさん見たし、むしろいい方かもしれない。 本来はアクティやトゥデイに積まれている大量生産のエンジンなのだから、これで当然なのだ。 ただ、他の部品にこだわりが感じられるために、普通の状態がアラに見えただけである。

この状態で組んでもよいのだが、一度アラに見えてしまったものは放っておけない性分だ。 気に入るように加工するだけのこと。

やらなくていいことをして自滅するほどバカバカしいことはない。 いつもElanをいじるときは「動いてるところは触るな」というポリシーでやっている。 ポート研磨するとなると時間がかかるし、失敗するとかなり面倒だ。 やらなきゃよかったと後悔しても後の祭り。 だが、やらなければこのままだ。(当たり前か)

このまま妥協するか削るか? うーん、とりあえずリュータ取ってきてから考えよう。

ポート研磨へつづく。



Takahiro Asai (t_asai@yk.rim.or.jp)
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