Lotusよもやま話 vol.3



10/07/98 R復活?!

本屋さんで買ってきたTipo No.113 (Neko Publishing)を眺めていたら、 巻頭に近いところでLotus Elise 340R(以下単に340R)の記事が載っていた。 英国のAUTOCAR誌の記事を元に書かれたものだ。

オリジナルの記事は2カ月以上前のものなので新鮮味はないが、 実車が発表されると言われている"British Motor Show in Birmingham"が 10/16 - 10/27に開催されるので、それに合わせたのかもしれない。 とにかく国内の雑誌に紹介されるのは初めてだろう。

AUTOCAR誌の記事をここに載せるわけにはいかないので、 340Rのスタイリング等、詳しいことはTipoさんの記事を御覧頂くとして、 このページではTipoさんの記事では触れられていない次の一文に注目したい。

"To that we added R, recalling a lightweight version of the original Lotus Elan, called 26R."
("AUTOCAR, 22nd July 1998, Author: Steve Cropley"からの引用)

R32(Skyline)でGTRが復活したとき、古くからのGTRファンは複雑な気分になったと聞いた。 今、なんとなくそれと似た気分を味わっていると言ったら、おセンチ(死語 (^^;)と笑われるだろうか?

さて340Rの感想だが、 初めてスケッチを見たときに出た言葉は、

「冗談でしょ? (^^;」

であった。 Rがどうのこうの書いたって、Elanと26Rの関係とEliseと340Rの関係って意匠的に全く異なるので、 いまいちピンとこない。 結局"Extreme"という名前にもどるのではないだろうか。

そして値段を見てまたビックリ。 AUTOCAR誌の記事によれば、33,000 UKP(!)である。 これはEliseとEspritの中間に当たる価格で、 McLaren Rocketより高い。 日本は今不景気だから英国と状況は違うとはいえ...。しかし、

「こんなの、誰が買うんでしょーねー? (^^;」

もちろんLotusだから車の出来自体は悪いはずがないのだけれど。 (ちなみに開発にはJohn Milesも参加しているとある。) M100の二の舞にならないことを祈るばかりである。

ところで、BirminghamにLotusは2台出展するという噂もある。 1台はもちろん340Rだが、もう一方はEsprit Sports 400という説が有力。 まあ、楽しみではある。

そういえば、もう少し前に噂になった4WDとSports Bikeはどうなっちゃったんでしょ?


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Takahiro Asai (t_asai@yk.rim.or.jp)
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